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    [14.04.11] 瓦職人。


    今年の大雪でichiの瓦が落ちてしまった。いつもは大体のことを自分で修復してしまうのだが、今回ばかりはどうしたものか考えあぐねていた。そんな時、あるきっかけで瓦職人と出会った。初めて電話で喋ったのだが何しろ明日見に行きたいという。お金のこともあるのでせっかく来てもらっても仕事になるかどうかわからないと伝えると、わかりました。でも現状が見たいと言う。まあとりあえず見てもらうだけ見てもらおうかなと、来てもらうことにした。翌日約束通りの時間に来ると屋根を見て唸ってた。ゆがんだ屋根を見てうーん。と何度もうなった。よほど哀れな屋根だったのだろう。ぼくいま瓦を積んできてます。せっかく来たのだからできるところまで直していきますよ。と言い出した。えっそんな、見積もりも何もしてないのに、どうしようかなと思う間もなく彼は、はしごを軽トラから下ろしだした。下に落下した瓦を集めだし屋根の上に運びどんどん直してゆく。かけたりして足りない分は持参の瓦でまかなった。ほんの、小一時間で屋根は元通りになった。あまりのスピードに驚いた。何にも見積もりもしてなかったのだがその出来栄えに大満足。今、お金を払うというと、お金はいらないという。僕が勝手にしたことだからと。この職人まだすごく若い。なのにこんなに熱い気持ちを持っているのは奇跡だ。久々に素晴らしい青年と出会った。僕は絶対この職人の恩は忘れない。こんなぎすぎすした時代に出会った天使。未来は明るい。