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    [11.03.06] リヤカー


    森の中に放置された使い古しのリヤカー。そんなところで何やってるの。って誰も声をかけてくれない。落ち葉が積もったリヤカー。このリヤカー何十年も前には人気者だったんです。野菜を運んだり、まきを運んだり、とても重宝がられてたんです。でも、ある日突然この家に車がやってきた。ある日突然、いままで可愛がってくれた人たちは、僕に近寄らなくなってしまった。そして森の中へと。ちょっとみんな、ぼくはここにいるよ。ぼく、なんだって運べるよ。その日を境に誰も使ってくれなくなった。そんなある日ここに人が住むようになった。そしてお店を始めた。ichiというお店だ。ichiの人だけは僕のことよく使ってくれるんだ。何十年振りだろう、久し振りに働いたら筋肉痛になったよ。でもやっぱ、汗かいて働くのって気持ちいい。今日はビール飲んで早く寝ようっと。